内緒の赤ちゃんごとエリート御曹司に最愛を刻まれました~極上シークレットベビー~
祐奈が、大和の父親、天沢大雅と出会ったのは二年半前の冬だった。
当時祐奈が勤めていたプライマリーホテルに大雅は客として泊まりに来ていた。
百八十センチ以上はあるであろう長身に細身のスーツを着こなして、どこか優雅な身のこなしの彼に祐奈は一瞬、勤務中だということも忘れて見惚れてしまった。
五つ星ホテルであるプライマリーホテルには有名人が来ることも珍しくなかったから、祐奈は彼を俳優かと思ったくらいだった。
『僕の顔になにか付いてる?』
あまりにポカンとしてしまってそう尋ねられてしまい慌てて頭を下げたけれど、低くて甘い響きの声も素敵だと祐奈は思った。
顧客台帳に書かれた"天沢"の文字には多少の引っ掛かりを覚えたものの、大都会東京に同じ名前の人など履いて捨てるほどいるだろうと、やり過ごした。
だがその時はあくまでも客とフロント係。
本当の出会いは、次の日の朝だった。
夜勤が終わり、家路に着こうとする祐奈はホテルからほど近い歩道で、落としてしまった鍵を探している大雅に遭遇したのだ。
思わず声をかけて、探すこと小一時間、鍵はホテルの植え込みの中から見つかった。
『ぜひお礼を』という大雅の言葉から始まったふたりの関係が恋人同士に発展するのにそう時間はかからなかった。
当時祐奈が勤めていたプライマリーホテルに大雅は客として泊まりに来ていた。
百八十センチ以上はあるであろう長身に細身のスーツを着こなして、どこか優雅な身のこなしの彼に祐奈は一瞬、勤務中だということも忘れて見惚れてしまった。
五つ星ホテルであるプライマリーホテルには有名人が来ることも珍しくなかったから、祐奈は彼を俳優かと思ったくらいだった。
『僕の顔になにか付いてる?』
あまりにポカンとしてしまってそう尋ねられてしまい慌てて頭を下げたけれど、低くて甘い響きの声も素敵だと祐奈は思った。
顧客台帳に書かれた"天沢"の文字には多少の引っ掛かりを覚えたものの、大都会東京に同じ名前の人など履いて捨てるほどいるだろうと、やり過ごした。
だがその時はあくまでも客とフロント係。
本当の出会いは、次の日の朝だった。
夜勤が終わり、家路に着こうとする祐奈はホテルからほど近い歩道で、落としてしまった鍵を探している大雅に遭遇したのだ。
思わず声をかけて、探すこと小一時間、鍵はホテルの植え込みの中から見つかった。
『ぜひお礼を』という大雅の言葉から始まったふたりの関係が恋人同士に発展するのにそう時間はかからなかった。