僕の彼女はヤンデレです

かなり落ち込みながら、近くのコンビニに移動した瞬間スマホが鳴り響いた。

＿＿えっ

『私、陸の近くに居たのですが声を掛ける勇気が出ませんでした……

私、不細工だから……
なんか、ごめんなさい。帰りますね……』

なんだ。

さっき見た女の子はミチルだったのかよ！！

急いで高架下に戻ったがミチルの姿は何処にも無い。

ミチルは自分に自信が無いのだから、もう少し気遣えば良かった。

後悔してももう遅い。

バイクに跨り、ミチルの姿を探す。

これは、運命なのかも知れない。

数分後にトボトボと道を歩いている、ミチルらしき女の子を見付けた。

もし、他人の空似だったらナンパと勘違いされるよな……

そんな事を考えながらも、ミチルらしき女の子に近付く。

「ミチルさん？」
「え、陸？」
「うん、そうだよ！て、ミチルにそっくりだなとは思ったんだけど……
気付かなくてごめんね……」
「いえ……。こうやって見付けてくれた事が嬉しいです……。あの……」
「うん？」
「私、こんな見た目だけど大丈夫ですか？」

こんな見た目って……

小さくて、ムチムチとした身体。
愛くるしい顔。

何もかもが最高だ＿＿