手が届くその距離に
交通事故
それは、突然だった

高校2年生の私は、友達の晴と遊びに行った


「ねぇ、美緒はさ、彼氏とかほしくないわけ?」

また、晴の恋バナがはじまった

「だから、私は興味ないんだよ」

ほんとに、ほんとに興味がなさすぎて
恋バナを私の前であまりしないんだけどさ

「まぁー、美緒はバレー一筋って感じ。
そこも可愛いとこなんだけどねー。」

あ?私のことバカにしてる?

「ちょっと晴さーん。連行です」

そういい私は晴の腕をつかんだ

「もう!美緒のいじわるー!」


なんだかんだ楽しいんだけどね


でも

「あ!美緒青だよ!はやくー!」

急かして先に行っちゃうからもう。

と、車が速度を落とさずに走ってくる


晴っ‼︎

私は、迷わず晴を退かしたけれど

バーン

きっと当たったんだろう


そこで私は意識を失った
< 2 / 12 >

この作品をシェア

pagetop