手が届くその距離に

治療と不安

その日は忙しくなかったから
資料の作成やカルテの整理をしていた

すると

「高坂先生!急患です。10代女性 交通事故で意識不明の重体です。」

看護師が急患を知らせたから急いで向かった




治療室につくと

そこには大量の出血と酷い打撲が見える


「輸血と出血処置を。応援おねがいします。」

俺は、彼女の全身をみた

「ひどいなぁー。」

つい声が漏れてしまうくらい酷くなっていて…

え⁉︎

右手が紫になり、壊死していた


「すいません!外科と皮膚科の先生お願いします。右手が壊死しているので緊急手術をします。」


俺は手術室へむかった。
< 3 / 12 >

この作品をシェア

pagetop