コンプレックスから始まる恋
合コンが終わる時にはなんとなくペアが出来ていて残ったのは俺と茜の2人だった。
最初は警戒心こそあった茜だったが大丈夫な人だと認識してくれたみたいだった。
「連絡先交換しないか?」
なんとか家まで送ることに了解をもらった俺は、連絡先を交換することに成功した。
彼女はこの時どう思ったのだろう。
一回りも年の離れた俺のことなんて何とも思っていなかったのかもしれないな。
それから水族館に行った。
合コンの時の印象とは全く違って、子どもみたいに楽しそうにはしゃぐ茜がとても可愛かったのを覚えている。