LOVEPAIN⑥


『一回くらい、俺も広子ちゃんとデートしたいんだけどなぁ。

曲書いてやるから、って向こうの事務所に交渉してみよっかな?』



『秋原さん。
本当に夢中なんですねー』



DJだと思う女性がそう話しているけど




秋原慎太郎のその言葉は、
白々しく聞こえてしまう




「本当、秋原に好かれてから、

お前の人気は倍以上になったよな」



「そうですね」



本当に、そう

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