LOVEPAIN⑥
「俺、なんかすっごく眠い…」
本当に、ナツキは眠たそう
声も、低く重い
週に一度は必ず、ナツキと夜を共にしているけど、
いつもセックスをしているわけでもない
月のものがあって、
出来ない時もあるし
こうやって抱き締められ眠る度に、
ナツキが本当に私を大切にしてくれている事を、
私は痛い程感じている
そして、それを感謝している
ただ、ナツキのその思いに対して、
胸に突き刺さるような罪悪感を感じる時もあるけど
なんで、この人を成瀬よりも愛せないのかって――…