LOVEPAIN⑥


「――そう」



「うん」



時々、ナツキには篤の事をそうやって訊かれるけど



なんでだろ?



ナツキは篤に会いたいのかな?



実は、二人は仲悪そうに見えて、

案外気が合ってるのかも?



誕生日の夜も、

なんだかんだで二人は楽しそうだったし



暫く黙っていると、
ナツキは目を閉じて小さな寝息を立てていた



そんなナツキの顔を見ながら、

私も目を閉じた


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