ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
わーい! なんて喜んでいたらピンポン、ピンポンと連続でインターホンが鳴る。嫌な予感。
「……誠」
インターホンの画面に大きく誠が写り「開けて〜」と言っているのが聞こえる。
――嫌な予感が当たった。
「開けてあげなよ」
「すいません……」
松田が玄関に向かいドアを開けるとドタドタと勢い良く誠が入ってくる。
「あー!! 二人でご飯なんて食べちゃって! ずるい! 私も食べたいっ!」
「おい、ったく何勝手に入ってんだよ」
「いつも勝手に入ってるでしょ〜、ねぇ私にもご飯ちょーだいっ」
「駄目だ、今日は彼女が来てるから帰ってくれ」
誠は私の頭のてっぺんから爪先までジロリと見ると「初めまして誠です、大雅がお世話になってるみたいで」と明らかにワントーン低い声でぶっきらぼうに自己紹介をした。
私も慌てて「水野真紀です」と名前だけ言ったがスルーされ、松田にべったりと寄り添い「私も一緒にご飯食べたい〜」と猫のように甘えている。
「……誠」
インターホンの画面に大きく誠が写り「開けて〜」と言っているのが聞こえる。
――嫌な予感が当たった。
「開けてあげなよ」
「すいません……」
松田が玄関に向かいドアを開けるとドタドタと勢い良く誠が入ってくる。
「あー!! 二人でご飯なんて食べちゃって! ずるい! 私も食べたいっ!」
「おい、ったく何勝手に入ってんだよ」
「いつも勝手に入ってるでしょ〜、ねぇ私にもご飯ちょーだいっ」
「駄目だ、今日は彼女が来てるから帰ってくれ」
誠は私の頭のてっぺんから爪先までジロリと見ると「初めまして誠です、大雅がお世話になってるみたいで」と明らかにワントーン低い声でぶっきらぼうに自己紹介をした。
私も慌てて「水野真紀です」と名前だけ言ったがスルーされ、松田にべったりと寄り添い「私も一緒にご飯食べたい〜」と猫のように甘えている。