ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
「お待たせ、全員集まってるかー?」

 木島部長と松田も到着し真ん中の席に二人並んで座った。
 私の席からはかなり離れているので絡まれる事なく安心してお酒が飲めそうだ。

「じゃあ松田君、入社おめでとう! これから宜しく頼むな!! じゃあ乾杯!!」

「「かんぱーい」」

 木島部長の乾杯で皆んな飲み物に手をつける。
私はビールを頼んであったので、グイッと一口飲む。
 疲れた後のビールは美味いと良く言うが本当にそれは正解だ。
キンキンに冷えたビールが渇いた喉に染み渡る。
 目の前に並んだコース料理の海鮮サラダを近くにいる人達に配り、自分も口にする。
 久しぶりのアルコールで三杯目を飲み始めた時には少し良い気分になってきた。

「やば、もう二十時じゃん! そろそろ帰るわ」

「ん、涼子お疲れ様、気をつけて帰ってね」

「お疲れ様、じゃあ皆さんお先に失礼します」

 荷物を持ち帰り際に木島部長に挨拶をし涼子は帰っていった。
< 27 / 232 >

この作品をシェア

pagetop