ここは会社なので求愛禁止です! 素直になれないアラサー女子は年下男子にトロトロに溺愛されてます。
「水野さん、橅木さんかなり酔ってませんか?」
「ん? あー橅木はいつもあんな感じだから大丈夫よ」
「そうなんですね……」
本当に橅木が酔ったところを今まで見た事がない。いつも周りに気を使ってくれている。
橅木よりも自分の方が怪しい。少し寒気がしてきていた。
お酒を飲むと暑くなるどころかどんどん寒くなるタイプなので手足が冷えてくる。
手を温めようと自分の太腿の間に手を挟んで温めているとスルッと自分の太腿の間の手をすっぽり包んでしまう程の大きい手が私の冷たい指に絡んできた。
驚いて隣を見ると松田はなにもしていません、と平然な顔をしながら私の指に自分の指を絡めてくる。
周りに人がいる為やめて! とは声に出して言いづらい。
どうかバレませんように……
そう祈るだけで私は松田の指を拒否しなかった。
暖かくて触れているだけなのになぜか気持ちが良かった。
「ん? あー橅木はいつもあんな感じだから大丈夫よ」
「そうなんですね……」
本当に橅木が酔ったところを今まで見た事がない。いつも周りに気を使ってくれている。
橅木よりも自分の方が怪しい。少し寒気がしてきていた。
お酒を飲むと暑くなるどころかどんどん寒くなるタイプなので手足が冷えてくる。
手を温めようと自分の太腿の間に手を挟んで温めているとスルッと自分の太腿の間の手をすっぽり包んでしまう程の大きい手が私の冷たい指に絡んできた。
驚いて隣を見ると松田はなにもしていません、と平然な顔をしながら私の指に自分の指を絡めてくる。
周りに人がいる為やめて! とは声に出して言いづらい。
どうかバレませんように……
そう祈るだけで私は松田の指を拒否しなかった。
暖かくて触れているだけなのになぜか気持ちが良かった。