シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです
「むしろ、僕は嬉しいんだ。こんなにも僕のことを好きになってくれて」

「紅蓮先輩のことを好きな女の子はたくさんいます!」


「ライバルが多いと悠が困るんじゃない?」

「はっ……!たしかに言われてみれば。どうしよう、勝てる自信ない」


「ふっ。あはは」


紅蓮先輩は笑いだした。でも、私には理由がわからなかった。


「今さっきまで泣いてたのに、もう泣き止んだから。それに今は別のこと考えてる。元気になって良かった」

「あ……紅蓮先輩のお陰です。ありがとうございました」


「どういたしまして」


男の人なのに、綺麗って表現を使うのは変かもしれない。


だけど、今の紅蓮先輩の笑顔はその言葉がとてもよく似合う。
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