シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです
「先生がいないんじゃ、勝手にベッド借りるのも悪いよね……」


私は痛む足を我慢しながら保健室を出ようとした。


そのとき、よく知ってる甘い匂いがした。


この匂いって……。


「悠、どこか怪我してるの?」

「紅蓮先輩?」


そこには授業を受けているはずの紅蓮先輩の姿が……。


「足、捻ってるみたいだね」


私の足をジッと見つめた直後、私をお姫様抱っこでベッドまで運ぶ。


「紅蓮先輩、恥ずかしいです……」


私は顔を両手で覆う。


「恥ずかしがってる悠も可愛いよ。大丈夫、全然重くないから」


そして、ふわっと優しくベッドにおろされた。
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