シンデレラは堅物会長の専属モデルになるようです
「骨は……折れてないみたい。少し痛いけど我慢してくれる?」

「なにを……っ!」


「足のマッサージだよ。これで少しは痛みが楽になるはずだから」

「ありがとうございます」


ホントだ。嘘みたいに良くなった。


「それと……」

「なんですか?」


「痛いの痛いの飛んでいけ。悠の痛みが僕にうつりますように……」


おまじないを言いながら、チュッと私の足にキスをする。


「っ……。それ、別の意味で悪化します」

「どういう意味?」


「紅蓮先輩の意地悪……」

「ごめんね、本当はわかってた。でも、良くなってほしいと思ったのは事実だよ」


本当は私が口にしてほしいって、わかってる。求めてるのを知ってて、紅蓮先輩はあえて私に意地悪をしてる。
< 42 / 311 >

この作品をシェア

pagetop