丸重城の人々~後編~

【プール・怒り】

そして一方の大翔達━━━━━━━

大翔「さぁ、じじぃ……どうされたい?」
中也「柚希の尻を触るなんて、いい度胸してるよな」
玄「姫……震えてたなぁ。可哀想に……」
泰成「でもよ、俺達が手を繋いでる時ずっと触ってたってことだよな?」
流風「そうだよ。姫、チラチラ後ろ気にしてたもん!」
将大「最低だ!お前!」

響子「だから、急に上がりたいなんて言ったのね」
篤子「しかも、一人で監視員のとこに行こうとするなんて……」
文乃「きっと、私達に言わずに解決しようと必死だったのよ!柚姫らしいね」
恵麻「ほんとは一人でなんて無理だったはずなのに、優しい柚姫のことだからきっと、お前がこれから受ける地獄を阻止しようとしたんすよ!」

大翔「だろうな!柚はいつも、他人のことばかりだからな。お前ごときの為に……!!!」
中也「でも今からお前が受ける地獄は、柚希が思ってるよりも残酷な地獄だよ」
玄「だね!姫は、知らないもんね」
泰成「俺達の、本当の恐ろしさ」
流風「警察につきだされた方が、天国なんて……」
将大「そうだな。まぁ…自業自得だ!」

響子「写真…あれだけよね?」
男性「はい!」
篤子「ほんとに?」
男性「はい!誓って!あのカメラだけです!」
文乃「とにかく、その目と手は潰さないと…!!」

男性「え……潰…す?」
恵麻「当たり前だ!その目は色んな女の写真を撮って観察し、そのきたねー手は柚姫の尻を触っただろ!?」

大翔「いらねーよな?そんなモノ……」
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