丸重城の人々~後編~
男性「じょ、冗談はやめて…くだ、さ……」

響子「大丈夫よ」
中也「絶対、殺さねぇから!」
玄「楽になんて、させないよ?」
男性「お前等……何者…?」

泰成「毒蜘蛛」
篤子「シスル」
将大「俺は、竜王組だ」

男性「え……あの、最強で最悪・残忍な軍団の?」

流風「お前は……一番手を出してはいけない人に、手を出したんだよ」
男性「え…?」
文乃「アンタが尻を触った女は……」
恵麻「私等の一番大切な“姫”で………」

大翔「毒蜘蛛・総長の俺の妻だ━━━━━」

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中也「また、気絶したよ…」
玄「弱すぎ……」
響子「今までで、一番弱いわ」

大翔「おい、起きろ!!」
大翔が男性の頭を足で揺する。

泰成「まだまだ、終わらないよ?」
篤子「まさか、死んだ?」
将大「いや、気絶してるだけだ」
流風「俺等が、殺すと思う?」
文乃「まぁ…そうね」
恵麻「ほらっ!起きろ!おっさん!」
恵麻が水をぶっかける。

男性「……っあ!ゲホッ!ゲホッ!
も……やめて、く…れ…」

大翔「やめないよ?俺の柚を傷つけたんだから」
男性「こんなの…殺人未遂行為だ……」
将大「まぁ…そうだな」
中也「お前は、盗撮とわいせつ行為だな」
玄「同類だね!」

響子「一緒にしないでよ!」
篤子「そうよ!痴漢ヤロウじゃん!コイツ…」
文乃「キモいし!」
恵麻「もうしゃべるな!きたねー」

男性「お前等も、破滅させてやる…」
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