丸重城の人々~後編~
中也「兄貴が一番、アホだろ!?」
玄「ほんと、アホすぎて逆に尊敬する!」
将大「可愛いなぁ、大翔」
大翔「なんでだよ!?」

響子「ちょっと!もう…電車来るわよ!あんた達、たかが弁当買うのにどんだけかかってんのよ!
てか、まだ買ってもないじゃん!
この、バカ4!!」
響子の雷が落ちた。

柚希「ちょっと…響ちゃん!益々周りの人達、怖がるよ!早く、決めよ!
あ!響ちゃん!見て!◯◯のスープパスタだって!これってこの前見た雑誌に載ってたやつだ!」
響子「あーほんとだ!私、これにしよ!」
柚希「私も!」

大翔「スープパスタって、なんだよ!」
中也「もうすでに、弁当じゃねぇじゃん!」
玄「あー確か二人で話してたよ!今女子に人気で、しかも冷製パスタだから、どこでも食べれるって!量も少なめでカロリーがどうのって!」
将大「なぁ女ってなんなんだ?俺から見れば、ただのスープにしか見えないが……あれで食事とは言えない……」

男四人「だよな……」

柚希「大翔達は?スープパスタにする?」
大翔「いや、俺はオムライス!」
中也「焼肉弁当」
玄「サンドイッチ」
将大「幕の内」
柚希「了解~!!」

そして電車に乗り込む、一行。
人が多い為、五人で囲むようにして乗り込んだ。
大翔「柚。奥行って?
で、中也と玄で囲めばいいだろ」
中也・玄「了解~」

四人席のボックスに座る。その前の席に響子と将大が座っている。

柚希「大翔」
大翔「ん?どうした?」
柚希「もうちょっと、こっち寄って?」
大翔「え///?うん!どうした///?やけに素直だな!」
柚希「怖くて…」
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