丸重城の人々~後編~
俊哉「俺は!柚希を守る為に、強くなろうとしただけ!」

芽衣「柚希ちゃん、響子ちゃん!」
一華「ほんとだ!久しぶりー!」
賢士「相変わらず、二人共美人…」
昭孝「柚希、可愛い~」
高校の友人達が寄ってくる。

柚希「みんな、久しぶり!」
響子「みんなも相変わらずって感じね!」
大翔「柚、コイツ等は?」
柚希「同級生だよ!」
響子「不良仲間ね!」
大翔「柚も?」
響子「柚希はなりきれてなかったわね。
優しい子だから!」
大翔「まぁ…そうだろうな!」

簡単に紹介する。
芽衣「柚希ちゃんが、奥さんかぁ!」
一華「いい奥さんなんだろうな!」
賢士「いいなぁ、柚希が嫁さんなんて!」
昭孝「だよな!でも、あの毒蜘蛛の総長が射止めるなんてなぁ。世も末だな!」
俊哉「確かに…」

七美「花井!川中!武部!みんなも!」
柚希「七美…先生……」
柚希の目が一瞬で、潤み出した。

響子「七美!」
俊哉「七美、久しぶり!」
「「「七美!!」」」

七美「久しぶり!みんな!!
泣くな!花井!」
柚希「うっ…先生……」
七美「良かった。元気そうで……」
柚希「先生…私、結婚したの。
大瀬 大翔さん。私の旦那さん」
大翔「どうも」
七美「お前が、花井の…
花井、おめでとう!」
響子「七美も元気そう!」
七美「もう…ばばぁになったし!」

柚希「フッ…!!」
七美「笑うな!!」
響子「ばばぁって……」
思わず柚希と響子が、吹き出す。

七美「だって、考えてもみろよ!
お前等が卒業して、10年だぞ!
歳も取るはずだろ!」

大翔「つうか、男みたいな先公だな!」
七美「あ?お前、花井の旦那だからって調子にのるなよ!」
大翔「調子にのってねぇよ、ばばぁ!」

七美「はぁぁ?」
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