運命なんて信じない
琴子にもちゃんと話をして、「2度と危ないことはするな」と念を押し、何かあったらまず俺に話すと約束させた。
もし、約束を破ったら2度と仕事には行かせない。家からも出さないと伝えた。
これだけ脅しておけば、きっと大丈夫だろう。


なあ琴子。
本当は昨日のうちにお前のすべてを奪ってしまいたかった。
でも、弱みにつけ込んでいるようで出来なかった。
いつか、お前が心から俺を求めてくれる時までは待つよ。
その時には、お前がどんな男を虜にしたのか教えてやる。
もう、逃がさないからな。
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