不良男子と私の話。





寝ていても、吐き気で起きてしまうから…全然寝た気になれず、トイレに行く以外はずっと寝ていた。





学校の事何て考えられかった。


けど、待ってはくれない。

夏休みは明後日で終わってしまう。




最低でも、学校が始まるまでに話さないといけない。





それはわかっていたけど…

この顔で、湊に会える自信がなかった。






けど、ずっと逃げているわけにもいかない。




私は、

自分の中で決意を決めて湊に電話をした。




「体調治った?」




1週間ぶりの湊の声。

つい、泣きそうになってしまい…言葉に詰まってしまった。





「紗良?電波悪い?」

『聞こえてる、ごめん』

「どうした?」

『今からうちに来れる?』

「いいよ、1時間くらいで行くわ」

『バイバイ』





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