不良男子と私の話。





勉強もせず、迎えた受験の日。




8時すぎに湊が朝陽を迎えに来てくれて、途中まで送ってくれた。



パパの抱っこで朝陽は幸せそう。

たまたま起きてたからバイバイと手を振った。






バイバイと手を振り返してくれるのはいつだろう。



朝陽とお喋りしたり…

手を繋いで歩くのが楽しみで仕方ない。






「頑張れよ」

『頑張ります』





朝陽と湊とのお別れはいつも以上に寂しくて、泣きそうになったけど我慢我慢。



1人でどこかを歩く何て、いつぶりだろう。

新鮮すぎて、嫌な気しかしなかった。




と、

思ってたら…友達がいた。





『一人で不安だった〜』




たくさん話す友達ではないけど…一応2年間同じクラスだった華ちゃん。



多分、

お互いこの高校に入れば仲良くなりそう…





「朝陽くんは白石くんが見てるの?」

『そう』

「白石くん、優しい?」

『優しいよ』

「顔に似合わずだね」

『よく言われるけど…優しい』

「お似合いで羨ましい」

『ありがとう』





中学では、なぜか私と奏が付き合ってるというのは有名な話。


もちろん、

子どもを産んだ話は誰もが知っている…




だから、私と話す子はだいたい白石くんの話か、息子の話しかない。





私と話している子は楽しいのかな。




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