不良男子と私の話。
弟の存在




家に帰ってから、やっと話を聞く事が出来た。



朝陽は、

帰りの道のりで眠りについて今も睡眠中。



大泣きして疲れているようだった…





『話せるなら話して欲しい』

「俺も仕組みがよくわからないんだけど…賢斗の親になりたいっていう人が現れたんだって。」




その人は、

小さい時から賢斗くんと会っていたみたい。



けど、実父や実母の元に引き取られては帰ってくるを繰り返していたから断っていたらしい。




それで、

また引き取りたい話が出てるという話。




もし引き取られたら地方で暮らしているみたいだから簡単には会えないとの事。




「賢斗は何て言ってるの?」

「まだ言ってない。先に湊に相談したかった」



と、

荒川さんは言ったそう…





湊は「この場で、わかりました、嫌です…とは伝えられない。母親に引き取られ、父親に引き取られ、何も考えていないようで絶対傷ついてるはずだし…俺なら嫌」と言ったそう。





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