オフィスの華(令和版)~若社長と秘書のHONEYなヒミツの関係~
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「おはようございます…社長」

「おはよう…」

祐早斗さんは何食わぬ顔で栗原さんと朝の挨拶を交わす。

祐早斗さんと初めての夜を過ごし、女になった私は栗原さんの顔がまともに見れず、俯く。


栗原さんは何も言わなかった。

私が此処に居ると言う時点で何かを察している。それに私は彼を振った。


その罪の意識もあり、彼の顔が益々見れない。


「・・・お二人は朝食召し上がりましたか?」

「いや…まだだ」
「では…道中で、何かテイクアウトして車内で食しますか?」

「そうだな…頼む」

「では、時間がないので急ぎましょう」

栗原さんはそそくさに祐早斗さんのブリーフケースを手に持った。


「行くぞ…美苑」

「あ、はい…」



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