キミのためならいくらでも!!【完】
ふふん、と得意げな光希の顔は一変

ほんとだもん、と唇を尖らせて

光希は私の腕に抱きついた。


「七瀬ー、2人が疑うーー、」

「ふっ…、ありがとうね、」


光希の反応があまりにも可愛くて

私は腕に抱きついている光希の頭を撫でた。


「………にしても七瀬、もしほんとだったらどーすんの?」

「そ、それは、全力は尽くすけど…、」


毎年学祭恒例のトークショー

もちろん生徒全員が観れるわけじゃなく

定員数20名の抽選だ。
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