キミのためならいくらでも!!【完】
「七瀬、結婚おめでとうね、」

「み、美海?」

「改めてちゃんと言ってなかったなーって。」


こんな歩きながら伝えることじゃないかもしれないけど、と

苦笑する美海の目は

何故か少し、涙ぐんでいるように見えた。


「最初に七瀬に会った時、まさか七瀬が"染夜飛雅"と結婚することになるなんて思ってもなかった、」

「……うん、」

「ほんっとにおめでとう。私、自分のことのように嬉しいからね、」


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