君じゃなきゃ。
「あの!竹下先輩!」
「ん?」
竹下先輩がこっちを向いてくれたと同時に、私のパソコンの右下に「新着メール受信」というメッセージが表示された。
「何?」
竹下先輩はパソコンを打つ手を止めてこっちをしっかりと向いてくれている。
でもなんだかその新着メールの方が気になって
「あ……なんでもないです!すみません」
私は竹下先輩に向けていた顔を自分のパソコン画面へ移した。
「相川さん、さっきからそればっかりだね」
先輩はくすくすと口に手をあてて静かに笑う。そして手を再度動かし始めた。
「いえ、本当申し訳ないです……」
先輩の言葉と自分が竹下先輩に何を聞こうとしていたのかと思うと少し顔が赤くなる。
火照る頬を左手で押さえながらメールを開くと……
件名『業務外2』
の、メール。