君じゃなきゃ。
「……さくら?俺、ホント不安になったんだから」
「え……?」
健人の手が止まって真っ直ぐあたしを見てくる。
「さくらと一緒に竹下先輩が電車に乗り込むのを見たとき……」
……やっぱりあの時、見てたんだ。
「だから……今、確かめさせて?さくらは俺のだって……」
甘い声で囁くと、健人はまたキスを落としてくる。
不安にさせたことは悪いと思ってる。
正直、竹下先輩に心が揺れたりもしたから余計に申し訳ないとも思ってる。
……でもこんな……
力ずくで押さえこむなんて……ずるい……。