君じゃなきゃ。


「ちょっと杉浦くん!飲み過ぎだよ!?」



可愛らしくて少し高めで……聞き覚えありまくりなこの声。





「……メグミ……?」



あたしは再度携帯を耳に当て直したまま固まる。



「ん~……だってぇ~……」


健人のけだるそうな声が聞こえてきた。

相当飲んでる。


「だってじゃないでしょ?何杯飲んでるのよ!」

「いいじゃん~そんなさくらみたいなこと言わないでよ~……メグミさん。ね?」

「だ~め!そんな甘えたって!」

「いいでしょ~?」



健人の甘い声と共にガタッと音がする。


「ダメだってば~!って、ちょっ……キャッ!杉浦くん!あっ……んっ」




……ブツッ。




ツーツーツー……。




電話が切れた……。




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