君じゃなきゃ。


その日の夜はなかなか寝付けなくて、明日仕事があるっていうのに珍しくお酒を飲んでから寝た。


やっと寝つけたのはきっと夜中。


目覚ましを止めて、まだハッキリしない頭とともに洗面所へ向かう。


「う~……」

ぐったりしながら顔を洗い、鏡に映し出された自分を見て思わず絶句する。


「……なっ……目が……!」


目がすごく腫れていた。


そんなに泣いたっけ……?

もう……そんなのもわかんないや……。


でもこんな顔で会社へ行ったら、勘の良い竹下先輩はすぐに何かあったって気付くだろう。


また気を使わせることになる……。


でも休むわけにもいかないし!


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