君じゃなきゃ。
ちょっと長く話もしすぎた。
仕事中でもあるし、周りの目も気になるし。
話は途中だけどこのまま話をしていても平行線をたどりそうだから、仕事に戻ろう。
「健人……自分の胸に手を当ててよ~く考えてみて?じゃぁね」
「さくら……!」
今度こそ健人を背に自分の席に戻ろうとしたとき、何かにぶつかりそうになり、またもやあたしは足を止めた。
「きゃっ」
でも今度は健人じゃなくて……
前から来た人に。
……先輩に足を止められた。