君じゃなきゃ。


「そっか……わかったよ」


先輩はそう呟いて伝票を片手に席を立ちあがった。



「先輩……」

「じゃぁ僕は帰るよ。デザートは二人で食べて?持ってきてもらうように言っておくから」

「そんな!」

「いいの。杉浦くんのことはどうでもいいけど、僕が相川さんにしたいからするんだよ」


その先輩の言葉が健人のどこかに火を点けたのか


「先輩!俺の!さくらが先輩に期待持たせるようなマネしてすみませんでした!」



俺のって……!

……健人。

やっぱり子供みたいだよ。


それでも……好きなんだけどね。




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