羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】

 するとあかりは続ける。

「じゃ、タイチくんにする!」
「誰?」
「保育園の友だちです」
「ねぇ、そろそろSP増やしたほうが良くない?」
「絶対にダメ!」

 私は叫んで続けた。「ただでさえも、色々大変なんだから! もう増やすのはやめて!」


 あれから私のSPはそのまま3名、あかりが保育園に通いだしてからはあかりにも3名のSPがついている。
 SPがついているまま保育園生活なんて送れるのかと思ったけど、健人さんと一樹さんが園に直接交渉したらしく、なにを言ったのか保育園側も快諾して、あかりはSPつきで(平和な?)保育園生活を送っている。

「何言ってるの。みゆやあかりに何かあったら、俺は相手に何するかわかんないって言ったでしょ」
 こういうときの健人さんの目はマジだ。
「怖いって!」
 私は叫ぶ。

 これから先、どうなっていくんだろう。

 出産前は、子どもと私で、重すぎる愛情が分散されて多少はマシになるかと思っていたけど、なぜだか愛情は倍増した。それがどんな計算式なのか不思議である。

< 284 / 302 >

この作品をシェア

pagetop