羽柴弁護士の愛はいろいろと重すぎるので返品したい。【番外編 2021.5.9 UP】

 一樹さんのマンションに行くと、一樹さんが笑顔で迎えてくれた。
 一樹さんの部屋は、健人さんのマンションよりさらに輪をかけて広い。最近ではあかり専用の部屋まで用意されているのだから、叔父バカもいいところだ。

「あかり、いらっしゃい」
「一樹!」

 明かりは一樹さんに飛びつく。離れていた恋人さながらだな、と苦笑すると、となりで健人さんがちょっぴり悔しそうにしていた。
 そうしていると、後ろからお義父さんがやって来る。

「あかり」
「じいじ!」
「今日あかりが一樹のとこに来るって聞いていたから、プレゼント持ってきたんだ」
「あ、僕もあかりにアメリカのお土産がある」

「わーい!」

 私はすっと目を細める。
 一見なんてことない会話だが、そのプレゼントやらお土産やらの中身が大変心配なのである。

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