まだ、青く。
# 後書き、なんです。
読者の皆様、最後までお読み頂き、ありがとうございました。

"まだ、青く。"いかがだったでしょうか?

後書きでは、制作の裏話をお話ししていきたいと思います。

この小説のアイデアは、前回の小説を書き終えた直後から練り始めました。

アイデアはぽんぽんといくつも出てきたのですが、テーマを絞るのに難航し、なかなか書き出せないまま、1ヶ月が過ぎてしまいました。

ようやくおおまかな流れが完成し、書き出してからも本当にこれで良いのかと何度も悩みました。

苦労した小説のランクだと結構上位に入るかと思います...。

このように苦労して作り上げたのですが、タイトルだけは書いている途中に浮かんで来たものをそのまま採用しました。


"まだ、青く。"


このタイトルには色々な意味を込めました。

青春の青、

海や空、宇宙の色としての青。

これは分かりやすいかと思いますが、あと1つは未熟という意味の青です。

ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、青という色は青い梅にも例えられるように、未熟なものを差します。

今回の小説は主人公が自分の心(気持ち)が分からないという、未熟さを孕んでいました。

それはある意味、この世界で生きる人々の多くに通ずることだと思います。

人は誰しも自分の気持ちは100パーセント理解できていないというのが普通かと思います。

しかし、最後に主人公が言っていたように、心は宇宙のように無限です。

自分の行動次第で心はどんどんと広がっていきます。


心は永遠に未熟で発展途上だからこそ、新しい世界に飛び込んで何色にも染まることが出来る。

心の成長で可能性が広がる。

心の青さが心の豊かさ、広さに繋がる。


そんなメッセージを伝えたいと思い、言葉を紡ぎました。

この小説が自分の気持ちや心に向き合うきっかけになれば、本望です。


また、この小説では母子の絆にも触れました。

母親の愛情とその強さ、母親が子にあげる最初のプレゼントである名前...。

その大切さと影響力を伝えられるよう、試行錯誤して設定を練り、言葉を選んで文章にしました。

子の1番の理解者であり、子が地上にやって来て最初に出逢う人こそが母です。

私自身、母親とは何か、母親は子にとってどんな存在なのかを今一度考えるきっかけになりました。

女性である私にとっては母が生きていく上では指標になっていたので、今回改めて向き合うことが出来、とても良い経験になりました。

皆様も母について考えてみるのも良いかもしれません。

起源から新たな世界が見えてくることを心から祈っております。

最後になりますが、改めて小説を読んで下さった皆様に感謝申し上げます。

本当にありがとうございました。

今後も拙い文章ではありますが、心に響いて留まる小説を目指し、執筆に励んで参りたいと思います。

この小説に関するコメントやひとこと感想も受け付けておりますので、遠慮なくお寄せ下さい。

それでは、また次の小説でお会いしましょう。

たくさんの人が心の底から幸せだと思える世界になりますように。



2021.5.31 執筆終了

同年6.20完結
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