ややぽちゃ姫と3人の王子様


「大地君、何を見つけたの?」


「望愛ちゃん、聞きたい?」


「うん。聞きたい」


「それはね…………」



 ……
 ……

 大地君、タメが長いなぁ。




 ……
 ……


 だから、タメが長すぎだってば。

 ゆるゆる笑顏も、私に近すぎだってば。




「望愛ちゃんが待ちわびていた……」


「?」


「沼だよ~!」


「……ん? 沼?」


「そう。ぬ・ま!」



 私には、ちょっと理解不能で

 頭が勝手に、横に倒れてしまう。


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