ややぽちゃ姫と3人の王子様
「いっ今の人……私と同じクラスなんだ……」
「で?」
鋭い目で睨まないで。
「私が落としたスマホを、スライディングキャッチしてくれたの。見た? 彼の制服、土汚れが酷かったでしょ?」
「何? 俺からの答え、なんか期待しての質問系?」
「そういうんじゃなくて……」
壁ドン状態。
私の斜め上委には、むち君の顔。
どうあがいても逃げられないこの状況。
せめて笑いに持っていけたら、ピンと張りつめた空気がふんわりするかなって期待しただけなんです。