推しと乙女ゲーム展開になっていいはずがない

とはいえ、どんな状況でもオタクはオタクのようで、この幸せすぎる非現実的な出来事を鮮明な記憶のまま記録しておきたい。


その一心でSNSという壁打ちメモに書き連ねる。
得意の高速フリックはきっと新記録。

だが、もちろんそれは140字で収まるわけがなく、140字に収めるはずもなく。


そもそもこの出来事は世に発信してもいいものなのか?


伊澄蒼のオタクとしての冷静さを取り戻した私は「さすがに瀕死案件」とだけ投稿した。

< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:2

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

誠姫

総文字数/28,080

歴史・時代74ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
「何よ新撰組って!!」 とあるお姫様が、突然幕末へタイムスリップ。 「私を誰だと思ってるの!?」 「とんだお姫様だ……」 過去が、未来が、世界が変わっても、私は貴方の側に居たい。 ごめんなさい。 これが私の、最後の我がままです・・・・
初恋

総文字数/16,858

恋愛(純愛)47ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
まだあげ初めし前髪の 林檎のもとに見えしとき 前にさしたる花櫛の 花ある君と思ひけり やさしく白き手をのべて 林檎をわれにあたへしは 薄紅の秋の実に 人こひ初めしはじめなり わがこゝろなきためいきの その髪の毛にかゝるとき たのしき恋の盃を 君が情けに酌みしかな 林檎畑の樹の下に おのづからなる細道は 誰が踏みそめしかたみぞと 問ひたまふこそこひしけれ (初恋/島崎藤村著 引用) 歩いた道を戻る時 振り返りつつまた明日 そう交わし合う約束も 二度と守れぬ我となる ◌⑅◌┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈◌⑅◌ 島崎藤村の「初恋」をテーマにしたお話です。 短編なので、気軽に読んでもらえると 嬉しいです。 2020.5.24.完結
天国の不動産

総文字数/41,122

ファンタジー114ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
人は死んでしまったら、必ず後悔をする。 それは、どんなに年老いて、どんなに素晴らしい人生を送ってきた人でさえも、最後死ぬ前にやりたかったことがある。 それは、学生時代の恩師に会うことかもしれないし、行きつけのお店の定食をもう1度食べることかもしれない。 もしかしたら、人生で1度は登りたいと思ってた富士山に登れなかったことかもしれない。 人は必ず後悔をする。 だから、死んだら生まれ変わりたいと思うのだ。 これはそんな僕の後悔の話。 2021.1.20.完結

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop