1ページホラー学校編
あ〜
(女子16歳、学生)
私が塾から自転車で帰っている時のことでした。
塾は家から10分ほどですが、途中大きなお寺がありお墓の前を通ります。
お墓の前を通るといつも線香の匂いがしていました。
線香の匂いは嫌いではありませんが、夜に香るのは気味が悪いと思っていました。
その日も寺の前を通ると線香の匂いがしました。
しかし、その日はそれ以外にもなんだか生臭いような腐ったような匂いもしていました。
そして、寺を通り過ぎる所で急に自転車を止められました。
後ろから荷台をガッチリと掴む人間のようなものがいました。
ようなものとは、人の形をしていますが皮膚がグズグズとしていて、肉は所々削げていました。
わかりやすく言うとゾンビでしょうか。
「あ〜」
それは喉も肉が削げているから、まさにゾンビのような唸り声を上げていました。
「南妙法蓮華経、南妙法蓮華経、南妙法蓮華経……」
どこからかお経が聞こえてきました。
すると、それの手が緩みました。
その瞬間、本気で自転車を漕ぎました。
人生で多分、初めての全力疾走でした。
無事家に着きましたが、寺で嗅いだ線香と腐った匂いがあれは現実だったと教えていました。
(女子16歳、学生)
私が塾から自転車で帰っている時のことでした。
塾は家から10分ほどですが、途中大きなお寺がありお墓の前を通ります。
お墓の前を通るといつも線香の匂いがしていました。
線香の匂いは嫌いではありませんが、夜に香るのは気味が悪いと思っていました。
その日も寺の前を通ると線香の匂いがしました。
しかし、その日はそれ以外にもなんだか生臭いような腐ったような匂いもしていました。
そして、寺を通り過ぎる所で急に自転車を止められました。
後ろから荷台をガッチリと掴む人間のようなものがいました。
ようなものとは、人の形をしていますが皮膚がグズグズとしていて、肉は所々削げていました。
わかりやすく言うとゾンビでしょうか。
「あ〜」
それは喉も肉が削げているから、まさにゾンビのような唸り声を上げていました。
「南妙法蓮華経、南妙法蓮華経、南妙法蓮華経……」
どこからかお経が聞こえてきました。
すると、それの手が緩みました。
その瞬間、本気で自転車を漕ぎました。
人生で多分、初めての全力疾走でした。
無事家に着きましたが、寺で嗅いだ線香と腐った匂いがあれは現実だったと教えていました。