突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「わ、ひまりちゃん、すごい。本物の杏奈みたいだよ。」


純大は目をキラキラさせて
私の顔を覗き込んだ。


「そのイヤリングかわいいね!」

「あ、有がくれて…」

「へー!似合ってるよ。」


レコーディングの順番の関係で有と蓮は先に出発していた。


私は純大と2人でタクシーで向かうことになった。


「杏奈さんも、ジュンちゃんって呼んでたんだよね?」

「うん!ひまりちゃんもそう呼んでね。」

「今日はよろしくね。ジュンちゃん…」

「うわー、ちょっと恥ずかしい〜けど、嬉しいなぁ。がんばるよー」


純大があまりにも嬉しそうに笑うので
なんだかこっちまで照れてしまった。


「あ、来たみたいだよ。さ、そろそろ行こうか。」
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