突然ですが、イケメンアイドルの妹になることになりました!①
「OK」


何回かの録音のあと
三人とスタッフが、音源を聴きながら作業をしていた。


私は何をしているのかさえ分からず
それを遠目から見ていた。


彼らの姿を眺めながら
その余韻と身体のしびれるような感覚に
しばらく呆然としていた。


こんなにすごい人だったんだ。


ドキン


ドキン


こんな感覚は初めてだ。

今まで無色だった私の世界に
急に色が飛び込んできたような

私にとって
ものすごい衝撃だった。
< 84 / 286 >

この作品をシェア

pagetop