蜜溺愛婚 ~冷徹御曹司は努力家妻を溺愛せずにはいられない~
「私、もっと頑張ってもいいですか?少しでも柚瑠木さんに必要とされる妻になりたいんです。」
柚瑠木さんの言葉を聞いて、もっと努力すれば私でも彼の役に立てるようになれるんじゃないかと思ったんです。契約結婚でも私は柚瑠木さんの妻、彼の無くてはならない存在になりたいと思ってはいけないでしょうか?
「ですから僕は月菜さんを特別だなんて思ってはいません。勘違いしないでください。」
分かってます。でもほんの少しでも嫌だと思ってくれるという事は、柚瑠木さんの心が動いたって事ですよね?それならば……
「それでもいいんです。何もしないでで後悔するよりは、自分でやれるだけの事をして後悔したいんです。」
しつこくて諦めの悪い女だと思われるかもしれません、けれどもこれは私自身の為でもあるのでやらせてほしいんです。
そんな私を見て柚瑠木さんは静かにため息をつくと……
「何を頑張るかは月菜さんの自由です。だから……貴女の好きなようにすればいい。」
と言ってくれました。いまなら柚瑠木さんに「必要だ」と言われることを目標に頑張れる気がします。
小さくガッツポーズをしていると、その様子を柚瑠木さんに見られてしまって……また溜息をつかれてしまいました。