ドライブスルー彼氏
☆☆☆

警察官になにがあったのか説明するとき、あたしはようやくドライブスルー彼氏について説明をした。


本当にそんなものがあるのかどうか疑われたが、実際に行ってみればわかることだった。


きっと、あの場所は撤去されるだろう。


そして、事件発生から一ヶ月が過ぎていた。


この日、あたしはあの公園に足を踏み入れていた。


ここへくると男たちに襲われそうになったときのことを思い出して、全身に鳥肌が立つ。


だけどここは彼に助けてもらった場所でもあった。


あたしにとって大切な場所でもある。


「大丈夫?」


琴葉に聞かれてあたしはうなづいた。


さっきから緊張してしまって落ち着かないでいる。


あの出来事についてはちゃんと琴葉にも説明をした。


琴葉はまるで自分のみに起きたことのように一緒に泣いて、そしてあたしの体を抱きしめてくれた。


そして、今日は……。
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