SNSストーカー
見つけた瞬間心臓は跳ねあがり、呼吸が止まった。


「順くん大好き」


もう1度呟くと、体中がカッと熱くなった。


漢字は違うけれど、これは他の人にバレないようにするためのカモフラージュに違いない。


もしくは、なっちゃんが俺の情報を中途半端に持っているかのどっちかだ。


どちらにしても、なっちゃんも俺の存在に気がついて、そして調べてくれていたことになる。


これは、相思相愛じゃないか……?


俺はゴクリと生唾を飲み込んでその書き込みを何度も読み直した。


「ふふっ……ふふふふふ」


知らず笑みがこぼれてきて、声が抑えられなかったのだった。
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