初めて好きになれました。
「1年だよな?俺さ、」
「謝らないんですか」
「え?」
「謝らないんですか」
もう一度強く繰り返す。困った顔して首を傾げる先輩。そんな顔されても何も思わない。
「私先輩のせいで遅刻したんです。なのになんも謝罪無しですか?」
30センチはあるであろう身長差をものともせずがんを飛ばす私に少し驚いた様に目を見開く。すると、腕まくりした右腕でゴールドのブレスレットをチャラつかせながら髪をかいた。
ちょっと、かっこいい。
ほんの一瞬だけ、ほんの一瞬だけだけど、
なんでだろう、すごくかっこよく見えた。
よく見たら目も奥二重でキリッとしてる。
って何してるんだ私。こんなとこで遅刻までして。
「とにかく私授業あるんで。」
それだけ言って私はすぐにまた走り出した。
「謝らないんですか」
「え?」
「謝らないんですか」
もう一度強く繰り返す。困った顔して首を傾げる先輩。そんな顔されても何も思わない。
「私先輩のせいで遅刻したんです。なのになんも謝罪無しですか?」
30センチはあるであろう身長差をものともせずがんを飛ばす私に少し驚いた様に目を見開く。すると、腕まくりした右腕でゴールドのブレスレットをチャラつかせながら髪をかいた。
ちょっと、かっこいい。
ほんの一瞬だけ、ほんの一瞬だけだけど、
なんでだろう、すごくかっこよく見えた。
よく見たら目も奥二重でキリッとしてる。
って何してるんだ私。こんなとこで遅刻までして。
「とにかく私授業あるんで。」
それだけ言って私はすぐにまた走り出した。