イジメ返し―連鎖する復讐―
「海荷ってば元気なくない?」

部活を終えて部室へ向かう途中ノエルが不思議そうに言った。

「そう?ちょっと疲れてて……」

「そっか。海荷今日学校の周り走ったんだっけ。サボっちゃえばいいのに、真面目かよ」

「……え?」

ノエルの言い方に思わず目の下を引きつらせた。

「あたし、部長の集まりすぐ終わったんだけどめんどくさかったから部室で瑠偉とずっとしゃべってたの」

「そうなの?」

「てっきり海荷もサボってると思ってたけど、ちゃんと走ってたんだね?エラいねぇ」

話に入ってきた瑠偉の言葉はあたしを心底イラつかせた。

「な、なんだ。サボる気なら言ってくれればよかったのに」

「いやいや、まさかバカ正直に言うこと聞いて走ってるなんて思わないでしょ」

「だよねっ」

ノエルと瑠偉は目を見合わせて笑う。

なんなの。何なのよこいつら。

人のことバカにして。ふざけんな。

あたしはぎゅっと拳を握り締めて必死に怒りを堪えた。

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