狂ったのは?
 ハヤテさんはソッと桜の木を撫でてどこか遠い目をしていた。

「あの人も貴女と同じく、この桜を気に入っていた方でした。私がこの桜のことを教えると花が散るまで毎日通い続けていました」

 そう話すハヤテさんの声は弾んでいて、彼女との思い出がとても楽しかったものだと物語っている。

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