むすんで、ひらいて、恋をして
「だって、いつも使ってない電車にのるとか怪しくね? 春宮さんならさ、どっかの社長とつきあっててもおかしくないだろ。もしくは、起業家の大学生とか」



とりあえず、朝帰りではない。



昨日の夜、アリスは寝るまで俺と罵詈雑言を浴びせ合ってたんだから。



寝る間際のアリスに、おやすみ、言ったの俺だし。



って、俺はだれに対抗意識を燃やしてるんだ?



「春宮さんって、あんな感じなんだな……」



目を細めて、表情をゆるめる上谷に嫌な予感。



「……あんな感じって?」



「なんだろ、めちゃくちゃ可愛いかった……」



「………は?」



< 127 / 554 >

この作品をシェア

pagetop