むすんで、ひらいて、恋をして
すると、前の席の米川が振り返る。



「いいよなー。お前らの場合、黙ってても女が寄って来るんだから。俺が水島なら、速攻、彼女つくるけどな」



「俺はそういうの、興味ないんだよ」



むしろ、静かに暮らしたい。



「それって、本命がいるから?」



「本命なんて、いないし」



米川に聞かれて、内心、へこんで答える。



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