むすんで、ひらいて、恋をして
「俺はちょっと面白くて好きだけどな。空が壊れそうだな、とか、壊れたら地球も滅びるのかな、とか考えるとワクワクする」



「うわっ、なんか闇深いっ」



「お前もそれなりに闇深いけどな」



「あはっ、私たち闇深姉弟だ!」



「な」



笑いながらも、アリスはびくびくと雷に神経を尖らせている。



「けど、アリスが雷苦手って、ちょっと意外」



雷が落ちても、表情ひとつ変えないイメージがある。



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