むすんで、ひらいて、恋をして
家に帰ると、珍しく先に帰っていた莉生が顔をだす。



「アリス」



「わ、わわっ⁈ 莉生? もう帰ってたの?」 



真顔の莉生が言いにくそうに口を開く。



「莉生、どうしたの?」



も、もしや、彼女ができたって、報告……とか?



びくびくと、莉生に視線をむけると。



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